走り出すとすぐに｢サドルが低くなった｣と感じました。つまり、他のペダルよりも足裏からペダル軸までの距離が短くなったということで、これはペダリングのダイレクト感に通じるので歓迎すべきことです。すぐにサドル高を5mmほど上げました。
また｢踏み面が広い｣のも感じられます。ペダル自体はとても小さいのですが、靴底に密着しているクリートの面積が広いので｢大きなペダル｣と感じられるのです。
欠点もあります。まず、調整が難解です。クリートの前後位置と角度調整について、きちんと理解している人向きのペダルです。
そして歩き難いです。大きなクリートで裏に金属プレートが張ってあるので滑ります。階段、トイレの床、濡れたマンホール、商店街のタイル張りなどに要注意です。
価格が高いこともネックです。一番安価な写真のモデルでも\12300(当店価格)と、シマノ”105″のペダルの2倍以上の価格です。また消耗品であるクリートも\5980(当店価格)と、シマノのクリートの4倍もします。
懐が暖かく、上手くセッティングでき、ペダリング性能重視の方にはお勧めのペダルです。耐久性や対泥詰まり性能については、もう暫く使って確かめます。